MY YARN #01
YARN HOMEデザイナー
荒川祐美
2.Sep.2019
キッチンで活躍するふきん。お皿拭きに使ったり、テーブルを拭いたり、ときには野菜拭きとに使用することも。
ふきんは、口に入れるものと常に隣り合わせ。だからこそ、雑菌やニオイには人一倍気を遣いたいですよね。
そこで、消臭効果、殺菌効果、漂白効果があるとされる「煮洗い」に挑戦してみることにしました。
「煮洗い」は、重曹を加えて煮ながら洗う洗濯方法です。熱湯で煮るわけですから、確かに消臭効果と雑菌効果は期待できそう。そこに加えて、漂白効果もあるというから驚きです。漂白するためには、「塩素系漂白剤」を
使うことが多いですが、色落ちや肌荒れといった懸念がつきまといます。さらに、繊維を傷つけて吸水性を損なうことも。でも、「煮洗い」は重曹だけ。そういった心配が一切ありません。
では、さっそく煮洗いをはじめます。準備するものは、以下の4点です。
●鍋(ステンレスやホーローなど)●ボール ●重曹 ●トング
洗うものは、YARN HOMEのふきんやタオルなど3枚です。煮洗いは、綿や麻の素材が向いています。今回はキッチンまわりの布ものを洗いますが、Tシャツやバスタオルなども同様の方法で、同様の効果が得られるとのことです。
煮洗いの手順
(1)鍋に水を入れて、お湯を沸かします。
(2)そこに重曹を加えます。水1リットルに対して、大さじ1程度入れます。
(3)ふきん類を加えて煮ます。3〜5分くらいが目安です。
(4)煮終わったら、トングでふきんを取り出します。
(5)ボールに入れて、たっぷりの水でよくすすぎます。
(6)絞って干します。天日干しなら、さらに殺菌効果が高まります。
もし汚れが気になる場合は、水でそそいだ後に、仕上げとして洗濯機洗いをプラスするとよいでしょう。
実際にやってみると、思ったより簡単で驚きました。やってみる前は、「面倒かな?」「いろいろと気を使う点が多いかな?」と心配していたのですが、重曹を加えて煮るだけですから、週に1回、いいえ、それ以上にできるなと思えました。なにより、ニオイも、カビも、雑菌も、黄ばみまでも取れるということが、とっても嬉しい。一石四鳥ですよね。薬剤を使わないので、素材が傷つかないところも気に入りました。ふきんやタオルを、これまで以上に長く大切に愛用できるようになりますよね。みなさんもぜひ、「煮洗い」を日々の生活に取り入れられてみてください。簡単です!
参考:女性の美学「煮洗いは究極の洗濯!半乾きのイヤな臭いも消えて真っ白に!」