MY YARN #05
YARN HOME デザイナー
荒川祐美
10.Jun.2020
梅雨入り前に欠かさず作るようになって、六年目になった梅酒作り。材料が少なく手間もかからないので、誰でも簡単に作ることができます。青梅は、「はたの農園」さんの減農薬の南高梅を毎年取り寄せています。朝採り数時間以内のものを発送してくださるので、箱を開けた瞬間に、新鮮な薫りが漂います。さらに2.3日ほど追熟させて黄色みがかかった頃に梅酒作りをします。
漬け込むお酒の種類は、ホワイトリカー、日本酒、焼酎、ブランデーなどお好みで選んでください。今年はスッキリと飲みやすく仕上がるホワイトリカー(無味無臭の甲類焼酎)とまろやかで甘みが出るブランデーを使用しました。
・保存瓶
※私はセーラーメイトのガラス瓶を使っていますが、
何年も作っているので整然と同じ瓶が並んでいる様が心地よいです。
・青梅 1キロ
・氷砂糖 約1キロ ( お好みで調整してください )
・25度以上のアルコール
①保存する瓶をきれいに洗って、熱湯消毒もしくはアルコール消毒しましょう。
②青梅の黒いヘタの部分を一つ一つ爪楊枝で丁寧にとります。すべてとり終わったら、
たっぷりの水で表面を洗い、清潔な布巾でしっかり水気をとります。
⑤保存瓶に梅と氷砂糖を交互に入れて、いっぱいになったらお酒をまんたんに注ぎ入れます。
⑥冷暗所に保存し、氷砂糖を溶かすように時々ゆすってください。だいたい半年後〜が飲み頃です。
作った日付をラベリングしておくと、飲み頃がわかるので便利です。
あとは飲み頃を待つのみです。本当に簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。飲み頃は季節が変わって寒い冬。
季節の移ろいとともに琥珀色に変化するのを見るのが楽しいんです。
五年分の梅酒を飲み比べてみました。その年ごとに風味が全く違いますが、やっぱり五年前の熟成梅酒が一番芳醇で美味しかったです。時が作り出す旨味を、ものが経年変化していく美しさと重なり自分自身においても時の過ごし方を考えたりしました。