風合い作りに大切な行程「織り」について
パイルタオルには、肌に触れるパイル部分
(表面の糸がくるくるした部分です)
とパイルを支える地になる部分があります。
パイルの長さで嵩(かさ)が変わり、糸を打ち込む本数や力加減で
柔らかくも硬くもなり、使用する糸の太さや細さ、
「撚糸」の回数によってボリュームや風合いが変わってきます。
できあがるまでに構成要素の多いパイルタオル。
毎日使っている当たりまえにあるものですが、
組み合わせが無限にあり、生き物のように仕上がりが変わります。
素材の本質を引き出して極上のタオルができるかどうか、
手がける人の力量によるところが大きいと感じます。